医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛について

 レーザー脱毛とは、黒い色素（メラニン）に吸収するレーザー光を照射することにより、皮下の毛根が熱影響を受け、その熱により毛根のまわりの細胞（毛包）が熱損傷する事で、毛の再生を抑制するというものです。

その為、表皮を熱から守り、毛根にのみ熱影響を 与える事が、理想的な脱毛なのですが、当院の医療用レーザー脱毛装置は、レーザー光の熱から表皮を守る為のレーザー冷却装置が付いており、より安全なレーザー脱毛治療が行えます。

さらにバキューム(皮膚を吸引すること)により、毛のメラニンのみ選択的にレーザー照射することができます。また、世界初のFDA （アメリカ食品医薬品局） Permanent Hair Reduction（永久減毛）という承認を得た機器です。他のどの機種よりも高い脱毛効果を望む事が出来ます。

通常6～8回の治療を受けて満足のいく結果を得る事が可能ですが、脱毛が終了するまでの回数には、個人差があり部位によっても異なります。

治療について

1．剃毛

毛抜きで抜かないで下さい。 脱毛を受けたい箇所に剃り残しがない様、
前日に皮膚に傷をつけない様に気をつけて十分に剃毛して下さい。
剃り残しがあると、Hairが焼け付くことがあります。

2．スキンタイプ

日焼けをすると黒くなるかならないかで、スキンタイプを判別します。
黒くなるタイプの方は低めのジュール数から、ならないタイプの方は高 めのジュール数から治療を始めます。

3．テスト照射

脱毛をする箇所に数発のテスト照射をし、皮膚の反応を見て適切な ジュール数を決めます。

4．レーザー照射

ところどころ毛穴に沿って赤い浮腫が出るところがありますが、1時間程で消えてなくなります。
太い毛などは内部の毛が爆裂し、表面に出てきて焼け付くことがありますが、術後に濡れガーゼで拭き取ります。
また、シャワー浴などで自然 に取れてしまいます。

5．治療後

冷えたタオル等で軽く冷やします。

注意点

1. 日焼けをされている方に対してのレーザー脱毛は、禁忌と致します。治療後も日焼けには十分注意して下さい。
2. 光感受性を高める薬を内服、外用している方は、レーザー脱毛出来ません。
3. 治療当日は、熱い風呂、サウナなどの入浴は避け、シャワー浴だけにして下さい。
4. 痒みが残る場合がありますが、掻きすぎると化膿する恐れがありますので、速やかに 医師にご相談下さい。

医療レーザー脱毛は、FDA(アメリカ食品医薬品局)で承認を受けた、医療機関にのみ許可されているレーザー機器を用いた脱毛方法です。また、日本人に対して安全性と有効性が証明されている方法です。

手順

テスト照射を行い、その結果を見て全体の照射に移ります。
レーザー脱毛は、施術者と患者さんの協力で行われる方法です。
照射部位は、レーザーのハンドピースを常に垂直に保たなければなりません。
施術者の指示に従って体位を変える必要もありますのでご協力下さい。

痛み

毛抜き等でむだ毛を処理しても痛みがあります。当院のレーザー機器には、冷却装置が搭載されていますので、通常のレーザー脱毛より痛くありません。痛みは人それぞれ感じ方が違うものですが、レーザー光は毛根にまで届き、毛そのものを破壊しますので少しの痛み（一般的には、十分耐えることの出来る痛み）を伴いますが、照射された瞬間だけです。 照射等の痛みが、照射中・その後も続く場合は、すぐに施術者にお伝え下さい。エネルギーを下げますのでご安心下さい。

副作用

当院のレーザー機器は、上記の内容から、最も副作用の少ない機器です。
しかし、太陽光線で日焼けをしても皮膚の反応が、人それぞれ違うように、レーザー脱毛後に赤みや痒みが続く場合があります。医療レーザー脱毛によって生じる赤み、浮腫、瘙痒感、色素沈着、色素脱失は普通消失しますが、これらの消失を早くする為に、医師の診断に従って下さい。レーザー 照射前に、あなたの既往歴や皮膚の状態、毛の状態を十分に診察してから行います。アレルギー体質（かぶれ易い、アトピー性皮膚炎、ケロイド体質等)や、過去に皮膚に対する診断、自覚症状のある方は、お申し出下さい。 まれに、熱傷、水疱やびらん形成、瘢痕を生じる可能性があります。